エジプトのクレオパトラが権力につくために香りの力を使ったとか、ココ・シャネルの「香水をつけない女に未来はない」なんて名言があったり、源氏物語で光源氏に見初められた理由が香りだったとか。
香りとは、モテを極めるには昔から強力な武器のようです。
そんな香りを味方につける方法があったら知りたいですよね。
ここでは香水の特徴や付け方について紹介していきたいと思います。
すれ違った時にふんわりいい匂いのするモテる香水のつけ方
まず、香水の世界観を大事にしたいのなら、香水以外を無香料または微香の製品にするように心がけます。
最近は、香料の強めな柔軟剤や整髪料も多いので、アイテム同士がケンカをしないように注意すると良いでしょう。
また、汗のニオイにも気をつけます。
そのうえで、女性はウエスト部分に2プッシュ。
軽いコロンの場合は、足にプラス1プッシュ。
男性はウエストに1プッシュ。
軽いコロンの場合は、手首に1プッシュほどが良いかと思います。
どちらも、家を出る直前にスプレーするのはNGです。
朝は出掛ける30分~1時間前、服を着替える時に清潔な肌にスプレーして、その上から服を着るのがオススメです。
そうすることで、外出時には、ほどよく落ち着いた香りになります。
また、もう少し控えめにしたい場合は、ハンカチやコットンに吹きかけて肌にトントンと乗せるのもアリです。
もしくはハンカチのみに軽く吹きかけて持ち歩くのも良いですね。
つけすぎるとふんわりしない
まず、体のどこに付けるにしても量が大事です。
好感を持たれる香りというのは、けして強すぎてはいけません。
手首につけて、耳の後ろにすり込むといった付け方をみることがありますが、これはNGです。
手首は、手が動く度に香りを強調し、首は鼻に近いため主張が強くなります。
まずは、ウエストに付けてみるのが基準です。
そのうえで、香りが軽いものは手首、香りが強いものは足に付けるのがおすすめです。
香りは下から上に昇るので、香りの強さによって、弱いものは上半身、強いものは鼻から遠い下半身と覚えると良いでしょう。
長袖(秋冬)や半そで(春夏)で調整が必要
秋冬の場合は、温かみを感じる少し重ための香りが似合います。
なので、オードパルファンなど香料の多いタイプの香水を服を着る前にウエストなどに吹きかけて使うと良いでしょう。
持続力もあり、ラストノートの重ためのバニラやサンダルウッドの香りなどが、服を脱いだ時にふんわりと香ります。
上着に吹きかけておいて、脱ぐ時に香るようにするのも素敵です。
春夏の場合は、爽やかな柑橘系や果実のさっぱりした香りが似合います。
この時期は、気温が高く、香りが拡散しやすい時期です。
軽い香りなら、量に気をつけて肌の出ているところに付けることで、さっぱりとした香りが引き立ちます。
動きのあるスカートの裾などに付けておくことで、足元から香らせることもできます。
お風呂上がりもオススメ
基本的に、香水は汗をかいていない綺麗な肌に使うのがベストですので、お風呂上がりは最適です。
海外では、朝のシャワー後に使うことも多いようです。
この方法ですと、香水を清潔な状態の肌につけることが出来て、温まった肌で香り立ち、外出する頃には香りは落ち着いて「フワッ」と香るようになります。
最近では「寝香水」として就寝時にリラックスできる香りをまとう人も増えています。
香水初心者の方は、お風呂上がりや就寝時につける使い方なら、おだやかな香りを楽しむことが出来ますし、付けすぎた場合も、すぐに洗い流せるので気軽に使えるかと思います。
香水の特徴
そもそも香水とは、「植物性香料」と言われる植物の葉や花や果実などから抽出したものと、「動物性香料」と言われるムスクやアンバーなどの動物から採れた香料を調合したものをアルコールに溶かしたものです。
アロマテラピーとの違いが分からないとおっしゃる方もいますが、アロマテラピーでは植物の天然香料しか使わないのですが、香水では合成香料も使います。
合成香料って人体に有害じゃないの?と思われる方もおられますが、そもそも天然であっても合成であっても、人体に毒性を持つ香料もあるので、香料は安全基準を厳守して使用されています。
香水では、自然界にはない合成香料を使うことでより深い香りを表現したり、複雑な香りを作ることができます。
そのため、自分の演出したい細かなイメージを香りで表現することができるのです。
香水の濃度
香水は、香料が含まれている濃度、賦香率によって呼び名が変わります。
【賦香率】低い
オーデコロン
オードトワレ
オーデパルファン
パルファン
【賦香率】高い
濃度が濃くなると、香りも濃くなり、長く残る傾向があります。
また、濃度が高くなると価格も高くなる傾向があります。
使いやすさは、使い方によりますが、さっぱりとしたリフレッシュ用の軽い香りを何度も使いたいならオーデコロンを。
フォーマル用に華やかな香りを求めている時は、パルファンが適しています。
一般的には、オーデトワレやオーデパルファンが市場に多くあり、普段使いしやすく、人に自分のキャラクターをほどよく印象つける役割を担っています。
ただし、あくまでこの賦香率は目安であって、香りによっても同じオーデトワレでも持続力が違います。
もし、店頭で気に入った香りを見つけたら、服と同じく試着して持続時間や香りの変化を確かめるのをおすすめします。
時間による香りの変化
香水は時間の経過によって香りが変わります。
時間での香水の変化は、トップノート→ミドルノート→ラストノートと表現されます。
- トップノートは、付けたてすぐの香りで、比較的軽いと言われる柑橘や果物の香りなどを感じやすいです。
- ミドルノートは、付けたあと30分後くらいの香りで、香水の中心になる花の香りなどを強く感じます。
- ラストノートは、付けてからしばらく経って肌に残るような香りで、甘いバニラや、木の香りなどがあります。
香水を買う時によくありがちなのは、店頭でサンプルを嗅いでみて気に入ったから買ってみたけど、付けていると何か違うなと思ったというもの。
これは、トップノートを「いいな」と思ったけれど、ミドルノート以降の変化が自分の気分に合わなかった、というものが多いです。
このミドルノート~ラストノートは、ムエットと言われる店頭で配られる紙だけでは分かりません。
テスターを肌にのせて、体温と混じった香りで正確なミドルノート以降の香りが確かめられます。
面倒と思うかもしれませんが、このミドル以降の香りこそが、一番長く残る香りで、周りが心地良いなと思う「ふわっ」と漂う香りです。
モテるためには、この「ふわっ」という、さり気ない香りを味方につけるのが重要です。
モテる香水の付け方まとめ
モテる香水の付け方は、さり気なさにポイントがあります。
さり気ない、けれども人に心地良いと感じてもらえる香り方というのは、結構難易度が高い高等技術です。
それがゆえに、「いい香りがする人」というのは憧れの対象になるのかもしれませんね。
もし、お気に入りの香水を見つけたら、その香水の強さに合わせて、どの部位にどれくらいの量を使うのが良いのか、いろいろ試してみましょう。
同じ香りでも、季節や天候、その日の気分、目的によって、ちょうどよい付け方が変わります。
難しく感じる必要はなく、毎日新しい発見をして、香りの世界を楽しんでもらえると良いと思います。
香りにあった付け方ができる=モテる香水の付け方です。
自分も、周りの人間も楽しめる香りを「ふわっ」とまとって、素敵な時間を過ごしてください。