ヒバ油はヒバの木という日本三大美林の木から抽出した天然の精油です。
主に青森地方にあることから「青森ヒバ」が有名ですよね。
ヒバ油には、ヒノキチオールという成分が防虫、抗菌効果などそのほかにもさまざまな効果があります。
ヒバの木を使用して家を建てると、シロアリやゴキブリなどの害虫を寄せ付けないといわれているほど、防虫効果は高いとされています。
そのほかにもカビを防いだり、イヤなニオイを消したりする抗菌・消臭効果、木から抽出されている精油なので、リラックス効果もある優れモノです。
今回は、ヒバ油は何の虫に効果があるのか、スプレーの作り方や注意点などヒバ油について紹介していきたいと思います。
ヒバ油で虫は寄ってきてしまう?デメリットは?
ヒバ油はさまざまな防虫効果がありますが、効果が高いゆえのデメリットもあります。
今のところ、ヒバ油を使って虫が寄ってくるという声はありませんでした。
ヒバ油の原液は刺激が強いので、直接肌に触れると炎症を起こしたり、アレルギーがあるとアナフィラキシー反応を起こしたりする危険があります。
また、犬のノミの駆除やあせもなどの皮膚炎に効果がありますが、猫やハムスターなどの小動物には精油は有毒なもので危険になりますので、使用したいときは獣医さんに聞いてから使うことをオススメします。
ゴキブリ、ダニ、ムカデなどに効果あり
ヒバ油はムカデを寄せ付けないのに効果が高いといわれています。
家の周りにヒバ油をまくとムカデが家の中に入ってくることなく安心して過ごせます。
また、ゴキブリにも効果があります。
ゴキブリを寄せ付けないのにハッカ油が話題になりましたよね。
しかし、ヒバ油はハッカ油以上に効果があるといわれています。
なので、ハッカ油にヒバ油を混ぜてスプレーを作るとゴキブリに対してより効果的です。
ダニ対策にもヒバ油は効果的で、ヒバ油をスプレーしておくと、ダニの増加を防ぐ効果もあります。
そのほかにも、キッチンやトイレの掃除や衣類の洗濯にも消臭効果があったり、お風呂にヒバ油を数滴入れて入ることで、肌の乾燥を防いだり、体臭を抑える効果もあります。
ヒバ油はいろんな虫に対して効果が期待できそうですね。
スプレーの作り方や使うときの注意点
ヒバ油は高濃度のため、スプレーにして使うことをオススメします。
スプレーの作り方
【準備するもの】
100mlの場合
- ヒバ油・・・20滴程度(好みの量で増減します)
- 無水エタノール・・・20ml
- 精製水または水・・・80ml
- スプレー容器(ポリスチレンのプラスチック製は避ける)
ヒバ油は精油100%のものを選びましょう。
精油は水と混ざりにくいので、無水エタノールと精製水を混ぜてからヒバ油を入れて混ぜるようにしてくださいね。
また、精油を入れるため、ポリスチレンのプラスチック製の容器はオススメできません。
一番いいのはガラス製ですが、硬質のポリプロピレン(PP)など、プラスチックを溶かさないアロマオイルに適している容器を選んでください。
ヒバ油は自然発火はしませんが、熱くなりすぎないよう直射日光を避け、冷暗所に保管しておきましょう。
また、白い布に吹きかけると黄色く変色してしまう可能性もあるので、長時間放置しないようにしてください。
肌が弱い人は肌に合わない場合もありますし、妊婦さんや赤ちゃん、幼児(3歳未満)には精油を芳香浴以外は使用しないように、という注意書きもありますので、気をつけて使うようにしましょう。
ヒバ油はどこに売ってる?
ヒバ油は基本ドラッグストアなどで市販されていませんでしたが、最近では、アロマオイル専門店などで販売されています。
アロマオイルはどれも天然100%の精油だとは限りませんので、注意して購入するようにしましょう。
Amazonや楽天、ヤフーショッピングなどで販売されていますので早く手に入れたい人にはネットショップでの購入をオススメします。
青森ヒバ馬油黒にんにくの製造販売 道奥美女
青森産の特産品が購入できる店舗。
ネットショップもあり、お得に購入できます。
生活の木 Hiba
天然100%の精油を扱っている安心のアロマ専門。
3ml~1000mlまで容量も選べるサイズが揃っています。
私はアロマテラピーの資格を持っているので、個人的に「生活の木」をよく利用します。
オンラインストアもあり、アロマに関するものがすべて揃えるのでオススメです。
ヒバ油で虫は寄ってきてしまうのかまとめ
ヒバ油は低濃度でもいろんな虫よけに効き、ダニの繁殖を抑制したり、カビの増殖も抑えてくれる優れモノです。
また、気分をリフレッシュしてくれる作用もあり、日頃のストレスやイライラを抑えたいときにも効果があります。
虫よけや消臭効果、スキンケアなどいろんな場面で効果があるので、ぜひオススメしたいヒバ油。
ヒバ油スプレーを作って、虫を寄せ付けない生活を手に入れてみてはいかがですか。