大切な赤ちゃんの哺乳瓶や食器などを消毒するのに何が良いのか迷いますよね。
体に悪いものであれば使いたくないものです。
ましてや、消毒液と聞くと慎重に選ばないとと思いますよね。
そんな消毒液の中で、ミルトンは体に悪いと聞いたことがあるけど本当なのでしょうか。
赤ちゃんに使っても安全なのか、ミルトンの扱い方や気を付けなければいけないこと、赤ちゃんの哺乳便の消毒をやめるタイミングなどを紹介していきます。
ミルトンが体に悪いといわれるのはなぜ?
ミルトンの消毒液は、次亜塩素酸ナトリウムを主な成分としています。
次亜塩素酸ナトリウムは塩素系の消毒液なので、塩素系と言われると強い汚れを落とす時に使うというイメージですよね。
そんな成分がミルトンの主成分だと、ほんとに大丈夫なのか心配になりますよね。
また、消毒後の臭いも塩素の臭いがするので、このようなことから体に悪いと言われている理由なのでしょう。
安全性は?
結論から言うと、ミルトンは医薬品で厳しい審査に通っているので安全です。
塩素系の消毒液で有名なのがキッチンハイターですが、その成分と同じだから体に悪いと思われる人もいますが、同じ成分でも濃度が違います。
ハイターは強アルカリ性で手につくと危険です。
ミルトンは液体タイプと錠剤タイプがありますが、液体タイプなら弱アルカリ性、錠剤タイプなら微酸性になります。
また、ハイターは原液で使用しますが、ミルトンは希釈して使用します。
ミルトンの消毒法は、水道水の消毒と同じ原理のようです。
消毒後、すすがずに使用することもできます。
哺乳瓶に残った薬液はタンパク質などと反応して、少量の食塩に変化するので赤ちゃんに害となることはありません。
そして、希釈したミルトンは、手指の消毒に使用しても大丈夫と言われているので安全ですね。
ミルトンはどれぐらいつけっぱなしで大丈夫?
ミルトンにつけっぱなしにしても24時間以内なら問題ありません。
ただ、一度調製した希釈液は24時間は有効ですが、24時間をすぎると時間とともに消毒成分は分解されるので、効果が下がります。
そのため、十分な消毒をするために、24時間ごとに作り替えほうがいいですね。
素手で取り出すのは良くない?
液体タイプでは、希釈すれば手指や皮膚の消毒に使用してもいいと説明書に記載されています。
そのため、直接手で触っても問題ありませんが、皮膚が弱い人は手荒れの原因になる可能性があるので気を付けたほうがよいでしょう。
また、塩素系の消毒液のため、濃度が低くても手に臭いが残ってしまうため、素手で取り出すのではなく、ゴム手袋やトングなどを使用して取り出すのをおすすめします。
つけすぎるとシリコン部分が溶ける?
ゴム自体の性質により、少量の水を吸収すると白く濁って見えることがあるようです。
特に、天然ゴムの場合はタンパク質を含むため、水分を吸収しやすくなり不透明な乳白色になるようです。
長時間のつけっぱなしは、シリコンなどの劣化を早める可能性があります。
そのため、シリコンがベタベタしてしまうのは劣化が原因かもしれません。
赤ちゃんの哺乳瓶の消毒をやめるタイミングは?
ミルトンのHPでは、消毒をする目安は1歳くらいまでの期間をおすすめしています。
赤ちゃんは、お母さんの免疫をもらって生まれてきますが、生まれてすぐ急激に減ってしまします。
生後3ヶ月頃から自分で免疫を作れるようになりますが、1歳になっても大人の半分程度しかないので抵抗力の弱い赤ちゃんのために、衛生管理はきちんとしてあげたいですね。
まとめ
ミルトンが体に悪いと言われているのは、塩素系の消毒液のため洗浄力が強いと思われているからなんですね。
また、塩素の臭いもするからなのでしょう。
しかし、ミルトンは原液で使用することはなく希釈して使用します。
消毒後すすがずに使用することもでき、手指や皮膚の消毒にも使えるので安心ですね。
ただ、皮膚が弱い方は手荒れ予防の為、ゴム手袋やトングなどを使って取り出して下さい。
ミルトンの消毒効果は24時間すぎると低下してしまうため、まだまだ免疫の少ない赤ちゃんのためにも、1歳まではミルトンを活用し、1日1回は消毒液の交換することをおすすめします。
子育て中の方に、ミルトンは強い味方ですよね。
そんなミルトンを使用する際は、きちんと使用方法を理解し、安心・安全に使っていただきたいです。