中学生の夏休みの自由研究って毎年のことで何をするか迷いますよね。
時間をかけずに簡単にしたい、人とかぶらない、面白い実験…など考えれば考えるほど何をテーマにしていいか分からなくなってしまいます。
ここでは、中学生の10分の短時間で終わる自由研究や面白い自由研究などを紹介していきます。
最近人気急上昇のフライングボールです。
自由研究が終わったら、これで遊ぶのも良いですね!
中学生の簡単10分で終わる自由研究
10分で自由研究が終わると嬉しいですよね。
実験がパパッと10分で終わる自由研究をいくつかご紹介します。
10円玉をピカピカにする
- (用意するもの)
10円玉(調味料の数だけ)
調味料 酢、醤油、みりん、砂糖など
- (方法)
10円玉に用意した調味料をかけて、5分ほどたってから洗います。
1枚につき1つの調味料にしてください。
調味料によってどれが1番汚れが落ちるかを観察しましょう。
- (考察)
10円玉は銅が酸化して黒くなります。
調味料をかけることによって、酸化還元がおきて汚れが落ちます。
どの調味料が一番汚れが落ちるのか調べるといいですね。
スライム作り
- (用意するもの)
洗濯のり
ホウ砂
お湯
- (方法)
洗濯のりとお湯を混ぜ合わせます。
そこにホウ砂を加えます。
好みの伸び具合になったら完成です。
- (考察)
食紅を加えてみたり、シェービングフォームや泡ハンドソープを加えるとまた違ったスライムができますよ。
何パターンか作って比較するといいですね。
ペットボトルで夕焼け
- (用意するもの)
空のペットボトル
水
牛乳
懐中電灯
- (方法)
ペットボトルに9割水を入れ、牛乳を数滴垂らす。
光のない暗い場所でペットボトルを横向きに置き、底から懐中電灯の光を当てる。
ペットボトルの底から蓋にかけて光の色の違いを観察する。
- (考察)
この実験では光の屈折を見ることができます。
太陽の光や電灯の光は、白色に見えますが実際は違います。
様々な色が混ざりあっているのです。
ペットボトルの大きさによって色の差があるのかどうかなど比較してもいいですね。
10分以上はかかるけど短時間で簡単に終わる自由研究
10分以上はかかりますが、短い時間で終わる比較的簡単な自由研究をご紹介します。
果物や野菜で電池作り
- (用意するもの)
レモン、なす、バナナなどの果物や野菜
銅板、亜鉛板
銅線(みのむしクリップ付き)
電球やオルゴールかアンペアを計測する機械
- (方法)
銅板と亜鉛板を切った果物や野菜の断片に突き刺します。
それにみのむしクリップをつけて電気が通っているか実験します。
- (考察)
どの果物や野菜なら電池を通すのか比較して実験すると面白そうです。
水を一瞬で凍らせる実験
- (用意するもの)
水
塩
氷
小さなペットボトル
半分に切ったペットボトル
精製水
- (方法)
ボウルに氷と塩をいれて混ぜます。
半分に切ったペットボトルにまぜた氷をいれ、そこに精製水をいれた小さなペットボトルをいれます。
完全に冷えたところで(目安は-10度)、小さなペットボトルを取り出してかき混ぜます。
すると、あっという間に固まってしまいます。
- (考察)
これは過冷却という現象です。
簡単に見えますが、失敗することもあるので、その時はきちんと記録をとってなぜ失敗したかまで考えるといいですね。
DNAをとりだす
- (用意するもの)
ジュース
無水エタノール
計量器
透明なコップ
- (方法)
ジュース、エタノールともに冷やしておきます。
ジュースを注いだコップに、エタノールが混ざらないようにそっといれます。
すると白い線状のものが浮いてきます。
それがDNAです。
- (考察)
液体だけではなく、ブロッコリーなどの野菜でもすり潰して実験することができます。
DANを取り出しやすいものとそうでないものを調べるといいですね。
中学生の人とかぶらない自由研究
人とかぶらない自由研究をご紹介します。
うがい薬でビタミンCを調べる
- (用意するもの)
・ヨウ素入りのうがい薬(4ml)
・レモン
・プラスチックコップ(2個)
・割り箸
・計量カップ
・計量スプーン
・水(200ml)
- (方法)
2個のコップに100mlずつ水を入れます。
両方にうがい薬を2ml入れます。
片方のコップにレモン汁小さじ1杯を加えてよくかき混ぜます。
さらにレモン汁を加えて、色の変化を観察します。
- (考察)
うがい薬の成分のヨウ素は、他の物質を酸化させます。
レモン果汁にはビタミンCが含まれていて、強い還元作用をもっています。
うがい薬の中にレモン果汁を入れると、ヨウ素が還元されて、無色透明のヨウ化物イオンになります。
「酸化還元」という化学反応が起こり、色が変化するのです。
うどんを麺から作ってみる
- (用意するもの)
中力粉100g
水75cc
塩小さじ1/2
食品用ビニール袋1枚
- (方法)
ビニール袋に中力粉、塩と水を入れます。
水は何回かに分けて入れ、よく揉んで混ぜ合わせます。
ぼそぼそしてきたら、袋の中で丸めます。
新聞紙を引いた上にビニール袋を置き、上から足で踏みます。
生地が伸びたら、袋の中で4つに折ります。
伸ばして折る作業を15分程繰り返します。
ひとまとまりにして、15分以上寝かします。
綿棒で生地を伸ばし、三つ折りにして切っていきます。
完成したら、湯がいて食べてみてください。
麺の太さによって時間は変わりますので、様子を見ながら行ってくださいね。
- (考察)
小麦粉がなぜうどんのような麺になるのかを考えてみるといいですよ。
小麦粉のグルテニンとグリアジンという成分が水を入れることによってくっつくのです。
くっついたものがグルテンと呼ばれるタンパク質になり、弾力がある伸びるうどんに変身するのです。
中学生の面白い自由研究
中学生の面白い自由研究です。
牛乳でカッテージチーズを作る
- (用意するもの)
牛乳500ml
酢30ml
鍋
ボウル、ざる
キッチンペーパー
- (方法)
鍋に牛乳を入れて、約60〜70度に温める。
火を止め、酢を入れて10秒程度経ってからお玉でゆっくりかき混ぜる
しばらく放置して、浮き出てきたものと水分が分離したら、ボウルの上のざるに流し込む。
この時、ざるにキッチンペーパーをひいておきましょう。
キッチンペーパーに残ったものが、カッテージチーズです。
- (考察)
酢を加えることで、牛乳のタンパク質同士がくっつきます。
酸であればできるので、レモン汁でも可能ですよ。
じゃがいもから片栗粉を取り出そう
- (用意するもの)
じゃがいも
ピーラー
おろし金
きれいな布巾
- (方法)
じゃがいもの皮をむいて、おろし金ですりおろします。
すりおろしたじゃがいもをさらしで包んで、水をいれたボウルの中でぎゅっとしぼります。
ボウルの水を10分放置して、水を流します。
底に白い塊が残っているので、この部分は残します。
もう一度ボウルに水を入れ、10分放置し、同じことを繰り返します。
取り出した塊を水分が飛ぶまでそのまま乾かします。
完全に乾いて粉状になったら片栗粉の完成です。
- (考察)
植物が光合成によって作り出したものがでんぷんです。
根や茎、果実などにたくわえられています。
これを粉状にしたものが片栗粉となります。
でんぷんの性質などをまとめるといいですね。
中学生の10分で終わる自由研究まとめ
自由研究は時間がかかるイメージがありますよね。
ですが、テーマを決めてしまいさっととりかかると意外とあっという間かもしれません。
10分で実験が終わるものや面白い実験までいろんなものがありますよ。
自由研究をすることによって、新たな疑問が生まれたら、それを次のテーマにしてもいいですね。
今は生まれてきて物心がついたときから、当たり前のようにモノが溢れかえってますよね。
その「当たり前」を一度リセットしてみると、テーマがたくさん思いつくと思いますよ。